2010-05-13 ちっぽけな砂鉄 さえずり 夕陽に向かって歩いていた。 眩しさに目を細めたが、太陽はぐんぐん下に落ちていくようだった。 そうだ、こちらが回っているのだと思い返した。 すると、後ろ、バック転の方向に回ろうとするので、そうだ、こちらが廻っているのだと思い返し、太陽をそこに留めた。 すると横向きに立っていた。 そうだ、地球が我々を引っ張っているから横向きでも倒れないのだ。 磁石に引っ張られている砂鉄のように、自分がちっぽけになった。