2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

描かれたもの

曖昧な記憶をたぐりよせてみる。 図書館の美術コーナーで借りた本で見た絵画。 果実と、瓶詰めにされた果実が描かれていた。モネか、マネか、セザンヌか、それとも他の誰かだったのか。 どのような文が与えられていたのか、その記憶もない。 ただ、同じ果実…

feu follet

そうそう、買ったのはこちらが先だったのだけれどfeu follet(フ フォレ)アーティスト: dip出版社/メーカー: DAIZAWA RECORDS発売日: 2007/12/05メディア: CD購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (45件) を見るレトロ、と言っていいような音世界に…

UNDERWATER

名曲9 soulsとseedを手許に置いておきたくて2枚目にはこれを選択。underwaterアーティスト: dip出版社/メーカー: リトルモア発売日: 2003/07/02メディア: CD クリック: 8回この商品を含むブログ (13件) を見る2003年の作品。私はといえば子育てと海外生活に…

『作家の家』

窓は光を切り取り、作家の部屋を照らす。 ある日は目が眩むほどの白い光をもたらし、またある日は梢を揺らす風が光を攪拌する。 写真が素晴らしい。光の採り入れ方、部屋を見つめる眼はフェルメールに似ているかもしれない。作家の家―創作の現場を訪ねて作者…

モラヴィア 『不機嫌な作家』

政治評論家ネッロ・アイエッロ氏による対談集。図書館で借りたもの。 聞き手が政治評論家なので、政治的な見解についての部分が多い。ファシズムの時代をくぐり抜けたのだから当然といえば当然である。 常に自身の立場を毅然と保つ姿勢は見事。 あとは、評論…

イタリアは私を好きにさせる

前のページで、エミリアを欠陥と呼んだ。それはどういうことか、と考える。 モラヴィアともあろう人が、あえてその人格のまま『軽蔑』に登場させたからにはそれなりの理由があるはずだ。その人格でなければこの小説は成立しない。 「私はあなたを好きです」 …

ゴダール 『軽蔑』 モラヴィア

カプリの、碧い、碧い海、高く、高く、天までとどく空を、まるで夢のように思い出す。そして木立ちの奥に垣間見たマラパルテ荘の赤い形も。軽蔑 【ベスト・ライブラリー 1500円:第3弾】 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル発売日: 2009/10/02メ…

無人島にもっていく

『数学をきずいた人々』 村田 全

何だか、今日は頭のなかがごちゃごちゃとしていて・・ 妙にあっちとこっちが、そっちとあっちが結びつこうとしてる。 なので、すっきりさせるためにこちらの本を数学をきずいた人々作者: 村田全出版社/メーカー: さえら書房発売日: 2008/10メディア: 単行本 …

新カテゴリー

さあ、今日はこれについてfeu follet(フ フォレ)アーティスト: dip出版社/メーカー: DAIZAWA RECORDS発売日: 2007/12/05メディア: CD購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (45件) を見るどこから始めようかな? 22年ぶりにヤマジ氏の音楽を聴きまし…

ぶ厚い宝物 『海底二万海里』 J・ヴェルヌ

大好きな、福音館古典童話シリーズの海底二万海里 (福音館古典童話シリーズ)作者: ジュールヴェルヌ,A・ド・ヌヴィル,Jules Verne,清水正和出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1972/10/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (14…

重い本 『わたしのなかのかれへ 上』 倉橋由美子

ちっぽけな1冊の文庫本が、読み進むにつれてずしりと重みを増していく。 「ばら色」から「暗黒」へ、そして小さな「希望」という言葉を残すまで。 種々の刊行物に書かれたエッセイを集めた本書わたしのなかのかれへ―全エッセイ集 (1970年)作者: 倉橋由美子出…

ロック少女健在?

dip

自分のことなのですが・・ 若い頃、DIP THE FLAGが好きだったのを思い出して。 dipという名で成長を続けているらしい... 若い頃ルースターズ大江脱退ショックを受けたせいか、好きなバンドは滅びるとでも思っているらしく。 You Tubeという便利なものがあり…

今日はこれ聴いてる

オートマチック・フォー・ザ・ピープルアーティスト: R.E.M.出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2007/03/21メディア: CD クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る

倉橋由美子 『わたしのなかのかれへ 上』

1960年から1965年にかけての、雑誌の紙面に向けて書かれたものが収められています。わたしのなかのかれへ―全エッセイ集 (1970年)作者: 倉橋由美子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1970メディア: ?購入: 3人 クリック: 4回この商品を含むブログ (11件) を見る…

男子必携!タンタンの冒険旅行 『THE ADVENTURES OF TIN TIN』

要するに、ぜーんぶ揃えたくなってしまうのが、タンタンのシリーズです。 ほとんど英語版のペーパーバックで、日本語のものは1冊だけ。 男の子が読むにはペーパーバックで十分ですし、かえってそのほうが読みやすいはずです。 息子はこのシリーズが大好きで…

男の座標軸 『夜間飛行』 サン=テグジュペリ

『星の王子様』のサン=テグジュペリの他の作品を読んでみたくなり、図書館で借りた本書。夜間飛行 (サン=テグジュペリ・コレクション)作者: サン‐テグジュペリ,Antoine De Saint‐Exup´ery,山崎庸一郎出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2000/07/20メディア…