2011-01-01から1年間の記事一覧

Rings and Moons

http://saturn.jpl.nasa.gov/photos/?category=5 Beyond Southern Rhea Mimas' Flat Spot Cut Off by Shadows Slicing Before Titan Pendent Pair Rings In Between In, Around, Beyond Rings

真の、野守の鏡みせたまへ

十一月末日、終の秋の青天の能楽堂へ、能「野守」。 狂言がはじまるとともに睡魔に捕り込まれ、予眠の刻。 幕間は中庭の萩、もみじ、ススキ、秋草に風は優しい。みあげればネムノキが空に届かんばかりに揺れている。脇正面の席に戻ると調べの音が聴こえはじ…

冒険者の夢 空飛ぶ宇宙船

11月26日 火星まで250日 http://mars.jpl.nasa.gov/msl/ 土星探査機カッシーニhttp://saturn.jpl.nasa.gov/ 太陽系の果てへ、ボイジャーhttp://www.nasa.gov/mission_pages/voyager/index.html

『モレルの発明』 アドルフォ・ビオイ=カサーレス

ボルヘスの親密な友人ビオイ=カサーレスによる、ロブ=グリエ『去年マリエンバートで』の霊感源ともなった作品、清水徹氏による翻訳。 不思議な飴玉のような、といったら可笑しいだろうか。透明な丸い飴玉を舐め進むうちに瞼に映し出される幻、からくり、装…

もりのなか

白金台で娘と待ち合わせをして目黒方向へ。 庭園美術館とセットで訪れたかった自然教育園に行くのにちょうど良い回り道。庭園美術館と縦走コースにしようと思ったのに、いまは何の展示だろうとチェックすると改装のため11月1日から長期閉館に入っていること…

フランソワ・チェン 『ティエンイの物語』

ティエンイの物語作者: フランソワ・チェン,辻由美出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/09/10メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る「中国の詩的言語」に触発されて、みすず書房からこの9月に翻訳出版されたフランソワ・チ…

 鬱紅の薔薇のルビイ 絡まる緑エメラルド

「鬱」という文字は悪戯なお庭、つかいみちを探す楽園逍遥。 幾鬱と寝覚めのゆめは儚くて 鬱窓の硝子のそとが小春なら 鬱筆と窓にもくらき星のかげ 鬱墨を置ける掠れは躊躇いを 鬱雲の涙をそらに留めながら 鬱白ははるか彼方を翔ける雲 鬱紺のリボンのシルク…

水星と土星の結び

 『記号の横断』

ジュリア・クリステヴァ編著『記号の横断』。 フランソワ・チェン氏「中国の詩的言語」(松枝到・訳)における言語は言語的好奇心をくすぐる。フランス語で書かれたパロール「書かれた、それでいて際限なく語りつづけるパロール。文字に立脚した書き言葉、文…

水星と天王星の開き 金星と木星の開き

ロラン・バルト 『喪の日記』

ロラン・バルト 喪の日記作者: ロラン・バルト,石川美子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2009/12/23メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 48回この商品を含むブログ (22件) を見る小さなカードに書かれ、日付順に並べられ、五つの部分に分けられていた「…

地球と天王星の結び

水星と火星の結び 金星と天王星の開き

鳥の声幽かに物凄き

国立能楽堂 能『芭蕉』。 檜の舞台のすべらかな色艶、桧皮葺の密、鏡板の松の緑が沁みる。 秋の気配、幽かに風が吹き渡る。 すでに夕陽(せきよう)西に移り 山峡の陰凄まじうして 鳥の声幽かに物凄き 夕べの空もほのぼのと 夕べの空もほのぼのと 月になり行く…

蝉にはじまり蝉におわる

蝉が漸く夏を巻き始めた それとも巻き戻し始めたのか... 巻き終えた時に夏は終わる 終わる事を知っていて巻いているのだ いつ知るのだろう 蛹のなかで背に翅を拵えながらみる夢のなか(8/1) 螺子の音 皺枯れた 大音響 出し惜しむ 夏い暑を羨むばかりの 静寂…

『ユーモア』

図書館で借りた白水社文庫クセジュ『ユーモア』が興味深い。イギリス人が自ら語ろうとしないユーモアについてのフランス人による考察。 不可能な定義、ユーモア。言葉と実態との出会い。アイロニー。イギリス人の魂に秘められている極端に相反する二つの情熱…

水星と土星の開き

水星と天王星の結び

地球と海王星の結び

水星と海王星の結び

水星と地球の結び 水星と金星の開き

金星と地球の開き

火星探査は終わらない

NASAで準備が進められている次なる火星探査機。今年11月に出発し、来年8月に到着予定。飽くなき天体への探究心。 「ふうん、この子お友達拾いに行くの?」 岩場で動けなくなったスピリットのことを言っているらしい。 名前を火星に飛ばしてくれるというので…

パウル・クレー

東京国立近代美術館クレー展の最終日 混雑。 じりじりと焦れるような行列に付かず遠目に見ながら間を縫っていく。 《花ひらいて》ランダムな四角で区切られた色の配列は色を、光を点滅させるように視える。花の意思、咲こうとする命の明滅。 アトリエの写真…

水星と冥王星の結び

そらそぶ自動車 & Doll On A Box

ながい夏を過ごしていた。みなしごのようにチキ・チキ・バン・バン (ベストヒット・セレクション) [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2007/10/24メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (3件)…

水星と木星の開き

天国の扉 7月2日 (土) 水星と天王星の開き

dip

音を浴びたかったから、 HEAVEN'S DOORの重い扉を押して入る。 音の塊...音の動波に耐える。そんな言葉はないとしても、 はたちの頃、割れるのでは...と息を詰めて聴いていた。音の主は歳月を音で塗り重ね、ぶ厚い硝子の箱を育てたのだろうか、音が満ちると…

地球と冥王星の結び

Happy solstice!

湾曲した川 きらきらと跳ねる マグノリアの樹の下 ちくちくの芝生の上 太陽 川の上を渡る午後 いつ果てるともしれぬ午睡に似て 栗鼠 悪戯な妖精 両手で木の実を抱え 尻尾を揺らし ロビンの声 赤い胸 太陽と重なって消えた かささぎは笑って泣いて 昼と夜が入…