モラヴィア 『不機嫌な作家』

政治評論家ネッロ・アイエッロ氏による対談集。図書館で借りたもの。
聞き手が政治評論家なので、政治的な見解についての部分が多い。ファシズムの時代をくぐり抜けたのだから当然といえば当然である。
常に自身の立場を毅然と保つ姿勢は見事。
あとは、評論家としての部分、作家、詩人、映画、芸術にたいする的確な視点も素晴らしい。
収穫はこの顔!装丁(水谷武司氏による)見事。
ユダヤ系とのこと。やはり。

顔が出ないのですね、残念