トーマス

まだ穴は塞がれていないのですからね・・
下らない冗談のつもりでしたがやはりまた。進まなければ塞がれることはないのに・・(何言ってるんでしょうね)
百を停車駅だとでも思い、汽車は止まってしまったのでしょう。止まってしまった機関車を動かすのは容易ではありません。燃料も、水も補給しなければなりませんし。

機関車トーマス (汽車のえほん 2)

機関車トーマス (汽車のえほん 2)

息子が言語らしきものを発し始めた頃、トーマスのことを「じーぽっぽ」と呼んでいた。トーマスが画面に現れたり、お店で見かけたりすると、感激に堪えないといった様子で「じーぽっぽ」と指差すのだ。
ここに描かれているのは人類の発明品たる蒸気機関車たちの、擬人化された姿。それらは青、緑、赤、黄色とカラフルに塗られ、黒い鉄の塊、人と時間を運び去る姿を隠すかのよう。トーマス・シリーズは映像作品が大変良くできているため、印象が強い。
それぞれのキャラクターの輪郭の確かなこと。美点は欠点と隣り合わせだということは、全てのキャラクターに等分に振り分けられている。
頑張り屋のトーマスは、それが空回りすることもあり。小さくて小回りのきくパーシーは早とちりで失敗することも。大きなゴードンは誇りが傲慢にうつることも。マイペースのヘンリーはこだわりが理解されないことも。格好良さを誇るジェームスは気障が笑われることも。
全ての機関車は鉄の塊であるがゆえに、いつかはスクラップとなる日がくることを、恐れつつ・・
困難があっても、お互いに譲り合う。解決の方法を見出す。時にまかせるしかない場合も。今日は曇りでも、いつかは晴れる・・
1日24時間を分に、秒にきりきざみ、時計の普及、標準時の普及を促したのは機関車の発明、利用のためだそうだ。
時間通りに進むことを私たちに促したと同時に、時間通りに動かないことを歯がゆく思うことを覚えた。
<旧>トレーンNゲージ NO.38 D-51蒸気機関車

<旧>トレーンNゲージ NO.38 D-51蒸気機関車

Nゲージはずしりと重くて素敵
Thomas the Tank Engine Story Collection (Thomas & Friends) (The Railway Series)

Thomas the Tank Engine Story Collection (Thomas & Friends) (The Railway Series)

暦は6月を迎えたが、空は気儘にその日の顔を見せるばかり
本日は晴天なり
今日の午後は何かに似ていると思ったら英国の、いつ果てるとも知らぬ太陽の運行は川面を照らし、芝生はちくちくと心地よく。ロビンの赤い胸は太陽の色と重なり、目をこらしてももはや判別がつかぬほど。リスも我等を同類とみなしたか傍らに並んで座る。そんな夏の午後のよう・・