萬葉集

  高市古人感傷近江○○作歌 或書云高市連黒人
古人尓和礼有哉 楽浪乃 故京乎 見者悲寸
いにしへのひとにわれあれや ささなみの ふるきみやこを みればかなしき
(巻第一 三二)
楽浪乃 國都美神乃 浦佐備而 荒有京 見者悲毛
ささなみの くにつみかみの うらさびて あれたるみやこ みればかなしも
(巻第一 三三)
白浪乃 濱松之枝乃 手向草 幾代左右二賀 年乃経去良武
しらなみの はままつがえの たむけぐさ いくよまでにか としのへぬらむ
(巻第一 三四)

長いこと怠けていた宿題、忘れていたわけではありませんが。