満天の星

空が小さい。が、きらりと光る一粒の星が瞬いている。金星だろうか・・
いつのことだったろう?庭のデッキチェアに寝転び、星を眺めたのは・・星は瞬いていた。
数限りない星が
どれくらいの時間、空を眺めたのだろう
そうするうちに、星と星の間にもっと、もっと、たくさんの星が瞬き始めた。なおも眺めていると、闇の奥、そのまた奥の星たちが光を届け始めるようだった。
タイヘン、コノママデハ、闇ガ 星デ ウメツクサレテシマウ
と思った瞬間
星が堕ちた。視界の境界で
ア、ナガレボシ
いくつも、いくつも
いくつも星が堕ちたのを見たのは幻だったのか・・
どれくらいの時間、そうしていたのだろう


「ナガレ星ヲミタヨ」
そうして慌ててお家に駆け込んだのだったか・・