味はお鍋が作ってくれる

それをはっきりと知らせてくれたのはご他聞にもれずル・クルーゼを使ってからでしたが、鍋の材質、鉄、銅の力はやっぱり凄い、と思います。
夏を乗り切るのに、夏野菜をたくさん食べる、ということを基本にしていますが、トマト、茄子、パプリカ、ズッキーニなどを鉄のフライパンで焼いたときの甘みはとても幸せなものだと思っています。

たとえば「シチリア風カジキのステーキ」こちらは鉄のフライパンで

たっぷりめのオリーヴオイルで細切りの赤・黄ピーマンを8分いため、にんにくの薄切りを加え、トマトの薄切り、ケイパー、オレガノ、塩、こしょうをし、とり出す。
オリーヴオイルとにんにくを入れて火にかけ、カジキを入れて焼き、色が変わったら返す。白ワインをふり、ふたをして2〜3分焼き、塩・こしょう。取りおいたピーマンをのせ、2〜3分煮て味をなじませ、出来上がり。バターライスを添えても良いし、パスタでも。

煮込み料理なら日本料理でも何でもル・クルーゼで煮込めば良いのですが、大好きなのは「いろいろ野菜のカレー」

玉ねぎ、なす、じゃがいも、ズッキーニ、にんじん、マッシュルームをそれぞれ大きめに切る。
フライパンにバター50Gとクミンシードを入れて弱火にかけ、ゆっくりいためる。香りが出たら玉ねぎの薄切りを加えて薄く色づくまで炒め、トマト缶200Gを加え、炒める。野菜全て加え、炒める。ル・クルーゼに移し、バター30Gを加え、煮込む。野菜から水分がでてきたらスパイス(クローヴ、クミンシード、シナモンスティック、ターメリック、赤唐辛子、コリアンダー、カルダモン、ローリエガラム・マサラ)加え、混ぜ、蓋をして20分煮込む。スープストック250ML加え、30分煮る。塩で味を調え、10分煮る。

ちなみに塩は、カレーやフランス風煮込みならばゲランド(フランス)の塩、イタリア料理ならシチリアの塩。日本料理なら好みの日本の塩、と使い分けます。

塩田に憧れています。シチリアブルターニュで塩田を見に行かなかったのを少々後悔。レ島に行ってみたい...