読書の秋

『エレガントな宇宙』は延長したのにもかかわらず、あれこれ読み散らかしているうちに読了しないまま返却となったのが残念ですが、時間をおいてまた読みたいと思っています。
かわりに借りてきたのはこの3冊。とミセス(雑誌)

ガリレオの弁明―ルネサンスを震憾させた宇宙論の是非

ガリレオの弁明―ルネサンスを震憾させた宇宙論の是非

1616年、検邪聖省の最初の詮議を受けたガリレオの地動説。狡智にたけた自然学者は何とか切り抜けたというのに、反乱罪で獄中にあったユートピストが、頼まれもしない弁護にのりだした。古往今来のコスモロジーを動員し、自然の真理は聖書の真理にすむくはずもない、と。
危険思想家が危険思想を擁護した世にも危険な論証のすべて。

ほんとうのことを言うのが危険、という生々しさが面白そう。

アントナン・アルトーの帰還

アントナン・アルトーの帰還

鈴木創士氏の語り口調が面白いので。
メルロ・ポンティ (Century Books―人と思想)

メルロ・ポンティ (Century Books―人と思想)

哲学者の言い分につきあおうとするとどうしてもじれったい感じがしてきてどちらかというと嫌いなのですが、メルロ・ポンティなら相性がいいかも。視覚について考えた哲学者。本人が書いたものを読めばいいのですが夕食の支度にとりかからなければいけない時刻に図書館に行ってしまい、慌てて借りて帰る。

あ、セリーヌを返し忘れました。