PARIS 二日目

ゆっくりめに起きてPAULで朝食。本場らしい雰囲気、パリっぽい女の子がサービスしてくれる。クロワッサンにエスプレッソ。娘はオレンジ・ジュース、ショコラ・クロワッサンにミルクティー
川まで突き当たってセーヌ沿いの道をオルセー美術館まで歩いていく。パリの空は広い。これほどのんびりと広々としたパリを見たのは初めてのような気がするけれど...それもそのはず、子ども二人、特に下の息子は幼くて手を繋いだり離れたりいづれにしても視線は子どもたちに注いでいなければならなかったのだから。日曜日で軒並み店は閉まっている。
大きな建物、駅舎だった建物が見えてくる。以前オルセー美術館に来た時、途中で警報機が鳴り、その為に館内から全ての見物客は追い出されて...その時のことを娘は憶えているという。行列に並んでセキュリティ・チェックを受けチケットを買い、荷物をクロークに預けて。
数々の名画...複数の美術展が一同に会しているようなものだが常時これらが並んでいるのが西洋の美術館の普通のレベルということ。展示の仕方も個々の作品や画家同士の影響関係が見てとれるように構成されている。有難がらなくてもたくさんあるのでどんどん見て回る。

駅舎らしい大時計の存在感。
建物に対称的に配されたもう一つの時計のあるスペースはカフェになっている。

この横のドアから外のテラスに出られる。外の空気、対岸のルーブル宮の屋根も、チュイルリー公園の緑も見える。サン・ペレグリーノの冷たい炭酸で一息いれて...巴里の空の下セーヌは流れる。

まだ、ゴッホゴーギャンもあります...お終いにアール・ヌーヴォーの工芸を見ると、二次元から三次元に帰ってきたみたいでほっとするようでもあり また、一つの全く新しい美意識で室内空間を埋め尽くしてしまう感性に驚き、人間とは何故こうもひとつところに落ち着いていないものだろうと...

そろそろ待合わせの時間。外で待つ、というのか、何もせずそこに居る人多数。わたしたちは人を待っているわけですが...段差に座ったりしている人に近づく制服の...とにかく、座ったりしては駄目みたい(フランスでは)。
姉に連れられて昼下りのカフェ、娘はクレープ・シュゼットに注目、わたしはシンプルにクレープの砂糖がけを。前日に持って出るのを忘れてしまったお土産を渡して、話しの続き。パリの街をぶらぶら散策、姉は翌日からまた仕事もあるし、ジェラール・ミュロの場所を教えてもらい、またね、と さよなら。
ジェラール・ミュロ、どれも美味しそう、でもたくさんは食べられない。キッシュとスイーツを注文してレジで支払いをする間に包んでくれる。キッシュ・ロレーヌ美味しい、林檎のタルト美味。
パリもあと一日...
ママたちの姉妹って親友みたいだね。うん、そうだね。