東寺

お次はバスで東寺へ。忽然と現れる五重塔
バスを降りて南大門から入るが、入り口は北端からのようなので砂利を歩く、暑い。
講堂の立体曼荼羅は、「世界遺産の京都本」の写真ほど色鮮やかではない。堂内も暑いけれど、ゆっくりたっぷり拝見したい。平安建都の当時の姿を今にとどめた仏像の数々は、国家鎮護の意気に溢れた武者ばかり。猛々しい...
四天王の4名様、持国天増長天広目天多聞天は四隅を守る、餓鬼を猛々しく踏みつけてポーズ。どこかドラゴンを踏む聖ミカエルにも似た、自己と未だ闘う部分を残すような、人間らしさも感じて。
梵天は四面四臂のお姿が少し恐い、4羽の鵞鳥の上の蓮華座に座り穏やかなお顔と全体に不思議。

対する帝釈天も冷静なお顔で可愛い象に腰掛ける姿は贅沢な感じで悩みもなさそうなお坊ちゃん風。それとも贅沢な悩みを悩んでいるのでしょうか。

大日如来さまや阿弥陀さまにはゆっくりと向かい合ううちに次第に癒し効果があらわれてきて、それで良いのだ、という気分になってくるというものらしく、何が良いのかは解らないながらも赦されている、という気分を与えられる...?

世界遺産の京都本 (えるまがMOOK ミーツ・リージョナル別冊)

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今回もこれを持参