『カポディモンテ美術館展』その3

マンテーニャ《ルドヴィゴ(?)・ゴンザーガの肖像》1470頃

小さな、横顔の肖像画
ゴンザーガ家、エステ家、モンテフェルトロ家などと聞くと血がざわざわと騒ぐ私ですが、どれも手付かずであまり良くわからないのは残念なこと。それらは愛するピサネロやピエロ・デッラ・フランチェスカの絵画等に頻出する人々であり、それらの絵画が押し殺したような異様に静かな絵画の風情が、それらの家々に漂っていた何ものかを描き出しているように思われるからなのですが・・
この小さな横顔のルドヴィゴかどうかも判然としない、少年といって良いほどの若い男の肖像は、その後どのようなドラマを展開するに至ったのか、と想像するだけで十分なような・・